中国からの商品を購入し、日本への発送方法としてEMSが広く利用されています。
しかし、利用する際には注意点や制限事項も存在し、スムーズな配送を実現するためには正しい知識と準備が必要です。
本記事では、アリババ仕入れを通じて中国からの商品を購入し、EMSで発送する際に知っておくべき重要なポイントを詳しく解説します。
目 次
1.EMSとは
EMS(Express Mail Service)は、国際的な郵便サービスの一つであり、荷物や書類を迅速かつ安全に世界各国へ配送できます。
郵便局や郵便事業者が提供する特別なものであり、国際郵便の中でも高速で信頼性のある配送となっています。
そんなEMSの特徴を、以下に詳しく挙げます。
・迅速な配送
EMSは優先的な取り扱いを受けるため、一般的な航空便や船便よりも迅速に配送できます。
通常、EMSによる国際配送は数日から数週間程度で届けられます。
・保証付きのサービス
配送の保証付きサービスであり、荷物が安全に届けられることが保証されています。
万一、荷物が紛失したり損傷した場合には、補償や保険が適用される場合もあります。
・追跡サービス
EMSでは、荷物の追跡が可能です。
送り状に記載されている追跡番号を使用して、荷物の現在位置や配送状況をオンラインで確認することができます。
・カスタムクリアランスのサポート
国際的な配送であるため、荷物が国境を越える際には通関手続きが必要です。
EMSでは、カスタムクリアランス手続きを迅速かつスムーズに行うためのサポートがあります。
EMSは、個人や事業者が世界中で商品を送る際に広く利用されています。
特に、オンラインショッピングの普及に伴い、EMSの需要は増加しています。
また、EMSは商品だけでなく、書類や重要な文書の送付にも頻繁に利用されています。
2.中国から日本への荷物発送の手続き
中国から日本への配送で、よくEMSが使われる例として、アリババ仕入れを行った場合を想定して考えてみましょう。
1.中国での荷物の準備
アリババ仕入れで商品を購入した後、サプライヤーから商品を受け取ります。
商品の梱包や保護措置を確認し、必要に応じて追加の梱包材料を用意します。
商品が割れやすい場合や破損のリスクがある場合は、十分な保護を行います。
2.EMSの申請手続き
EMSを利用して中国から日本への荷物を送る場合、郵便局やEMSの公式ウェブサイトで申請手続きを行います。
必要な書類や情報を準備し、送り状を作成します。
一般的に、発送元・宛先の住所、連絡先、荷物の内容や重量、荷物の価値などの情報が必要となります。
3.荷物の保険と追跡サービス
荷物の保険はオプションですが、荷物の価値に応じて保険に加入することがおすすめです。
万が一荷物が紛失したり損傷した場合に補償を受けることができます。
そしてEMSには追跡サービスがあります。
発送時に割り当てられた追跡番号を使って、荷物の現在位置や配送状況をオンラインで確認することができます。
追跡情報を活用することで、荷物の進捗状況を把握できます。
荷物は準備や梱包を丁寧に行い、適切な保護措置を施すことで、安全に日本へ到着できるでしょう。
EMSの申請手続きでは、正確な情報を記入し、適切な手順に従うことが必要です。
3.荷物の配送時間と届くまでの日数
1.通常の配送時間
一般的に、EMSを利用した中国から日本への荷物の配送時間は5日から10日程度とされています。
これは、迅速な配送が可能なEMSの特徴です。
2.コロナパンデミックの影響
コロナ(COVID-19)パンデミックの影響により、国際郵便の配送に遅延が生じることがあります。
航空便の減少や厳しい出入国制限、検疫手続きの増加などが配送に影響を与えます。
コロナは感染が落ち着いたり、また広がっていたりと状況がよく変わるので、今後もその影響に注意が必要です。
3.その他の配送遅延の要因
配送遅延の要因には、上記のほかにもいくつか要因が考えられます。
・天候や気象条件
自然災害や悪天候による交通機関の乱れが起こる場合があります。
・配送先の地域やアクセス性
配送先が離島や遠隔地である場合、配送に時間がかかることがあります。
・その他の交通や輸送の問題
交通事故、ストライキ、輸送手段の故障などが配送遅延の原因となることがあります。
なお、具体的な配送時間や遅延の状況は、EMSの公式ウェブサイトや郵便局にて最新の情報を確認することが重要です。
4.配送について注意すべきこと
1.中国の大型連休時期に注意
中国では、春節(中国の新年)や、10月の中国版ゴールデンウィーク(国慶節)などの大型連休があります。
これらの時期は、中国全土で休暇や祝日が行われるため、物流業界や郵便事業にも影響を及ぼします。
大型連休の期間中は、荷物の集荷や配送に遅延が生じる可能性が高いです。
アリババ仕入れを通じて商品を購入する際は、大型連休のスケジュールを把握し、配送に余裕を持たせることが重要です。
2.税関での停止に注意
荷物が国境を越える際には、税関手続きが必要です。
税関は輸入品の検査や関税の課税を行う機関であり、荷物が税関で止められる可能性があります。
税関での停止は、正当な理由がない場合や関税の支払いなどの問題がある場合に生じることがあります。
アリババ仕入れを通じて商品を購入する際は、関税や税関手続きに関する規則や費用を理解し、適切な手続きを行いましょう。
5.EMS発送できないもの
中国から日本への配送において、EMSで発送できないものには以下のような例があります。
・危険物
火薬、爆発物、圧縮ガス、可燃性物質などの危険物はEMSでの発送が制限される場合があります。
これらの物質は航空輸送においても制限があるため、EMSを含む航空便での発送はできないことが多いです。
・液体
一部の液体は制限がある場合があります。
可燃性、腐食性、毒性のある液体や、一定の容量以上の液体の発送が制限されることがあります。
また、薬品や化学物質についても同様です。
生きた動物や植物、生体試料(血液、組織、細胞など)の発送は制限されることがあります。
これらの物質は特定の許可や証明が必要な場合があります。
・高額商品
高額な商品や貴重品、貴金属などは発送が制限されることがあります。
盗難や紛失のリスクが高いとされるものは、特に制限が厳しいです。
・規制物品
医薬品、化学物質、銃器、刃物、動植物保護物種など、規制物品に該当する商品の発送には制限がある場合があります。
特に特別な許可や書類が必要なことが多いです。
制限事項に従わずに禁止されている商品を発送すると、問題が発生し、発送が遅延したり、没収されたりする可能性がありますので、ご注意ください。
6.活用すべきもの
1.国際送料見積ツール
中国輸入代行業者である中国仕入れのさくら代行が提供する無料の「国際送料見積ツール」(https://www.sakuradk2.com/freight)を活用しましょう。
EMSを含めたさまざまな配送方法で、中国から日本への荷物の送料を簡単に見積もることができます。
このツールを使用することで、発送前に正確な送料を把握し、予算やコスト計画を立てることができます。
使い方はYouTube動画でも確認できます。
【中国輸入代行業者・中国仕入れのさくら代行】国際送料は一体いくら⁈の疑問を簡単解決!「国際送料見積ツール」をご紹介
2.心強いビジネスパートナー「輸入代行業者」
輸入代行業者は、国際輸送や通関手続きなどを専門とする企業です。
アリババ仕入れを通じて商品を購入し、EMSで発送する際には、輸入代行業者の活用が有益です。
まず、輸入代行業者は高度な専門知識と経験を有しています。
国際輸送や関税手続きについて経験があり、輸入に関する様々な手続きや規制に精通しています。
また、輸入業務に関する手続きや問題解決を代行します。
輸送や関税に関する手続きは複雑で時間を要する場合がありますが、輸入代行業者に依頼することで、手間やストレスを軽減できます。
さらに、荷物の追跡や問題解決にもサポートします。
荷物の現在位置や配送状況を追跡し、万が一の問題が発生した場合にも迅速に対処できます。
輸入代行業者の利用は効率的な手続きをする上で役立ちます。
適切な文書作成や関税の計算、カスタムクリアランスなどを手続きし、円滑な取引を促進するのです。
輸入代行業者は心強いビジネスパートナーです。
アリババ仕入れを通じて商品を購入し、EMSで発送する際に彼らの専門知識と経験を活用することで、スムーズで効率的な取引をすることができます。
信頼性と正確性に優れた輸入代行業者との協力によって、国際取引のリスクを最小限に抑え、事業者様の成功をサポートすることができます。
7.まとめ
いかがでしたか?
アリババ仕入れを通じて中国からの商品を購入し、EMS配送を活用する際には、十分な計画と情報収集が必要です。
配送時間や遅延の可能性、制限事項などに留意し、必要に応じて輸入代行業者との連携するといいでしょう。
安全な国際取引をするために、これらのポイントを押さえてビジネス展開に臨んでください。
本記事の内容はさくら代行が独自に調べて作成したものです。必ずしも正しいとは限りません。
ご参考になれば幸いです。
アリババ仕入れ代行、タオバオ仕入れ代行、FBA直送はさくら代行にお任せください。
この記事は中国輸入代行業者である中国仕入れのさくら代行が執筆しています。
中国仕入れのさくら代行:https://www.sakuradk2.com
さくら代行は日本と中国に拠点を持ち、事業者様の代わりに中国国内の全ての業務と日本への納品(FBA直送含む)を行うことを使命としております。中国輸入販売をお考えの方は是非さくら代行サービスをご利用くださいませ。